産後クライシス



子育て夫婦の間には「2つのゲート(とびら)」が存在し、互いにそのゲートを開け閉めしている。
1.妻の負担軽減ゲート
2.夫の子供の世話ゲート
「2つのゲート」を開けるようにすることが、産後クライシスの予防につながる。
「2つのゲート」を閉めてしまうと、産後クライシスになりやすい。

産後クライシスは、子どもが生まれた夫婦に起こる当たり前の現象です。
しかし、その予防や対処方法を知っていると知らないでは大ちがいというわけです。
以心伝心のご夫婦でも、子育てが始まると、ついつい2つのゲートを閉めてしまいがちです。
子どもを育てる際には、“意図的に”2つのゲートを開けるようにすることをお勧めいたします。
これは子育てをする夫婦のマナーとでも申しましょうか、大切なことです。
ある研究結果によれば、 夫婦げんかも程度によっては子どもの脳に障害を及ぼすことが明らかにされています。
子育て夫婦の皆様、「2つのゲート」を開けて、子育てを大いに楽しんでください。
なお、産後のお話ではありましたが、ご夫婦の20年後、30年後にも、役立つ情報と考えています。
●パパのおむつ替え


●パパの帰宅


1)塩野悦子(2017):産後クライシスのからくりと予防方法,助産雑誌,17(10),748-755
2)塩野悦子、大久保功子、山田嘉明(2016):出産後の夫婦の相互作用を促す予期的支援プログラム開発と効果の検討、第36回日本看護科学学会学術集会抄録集
3)Etsuko Shiono, Noriko Okubo, Maki Saito, Aya Taniguchi(2013):Parents' Relationships after the birth of their ?rst baby: A qualitative meta-synthesis, The 3rd Global Congress or Qualitative Health Research(short paper), 156-158
4)塩野悦子(2010):初めて子どもを育てる夫婦の産後3か月までの相互作用,お茶の水医學雑誌,58(3・4),107-117